立川市にある国営昭和記念公園にはこもれびの里という
昭和30年代の武蔵野の風景やくらしを再現したエリアがあります。
足を運んだ際、素敵な古民家と出会うことができたのでご紹介します。
こもれびの里に移築復元された主屋は江戸時代18世紀後半に建築されたものです。
現在では立川市指定有形文化財にも指定されています。
手が届くほど低い位置まで伸びる藁葺屋根は20~30年に一度葺き替えをしているそうです。
藁葺屋根の傷みを防ぐよう、真夏でもボランティアの方が囲炉裏の火の世話をしていました。
また本来の造形を崩さないためにも梁や柱に釘を使うのではなく、
新しい木材と継手され現在のように綺麗に移築されていました。
大きな屋根の梁は特に見ごたえがあります。
囲炉裏の自在釘が魚の彫刻なのは、
水を意味していて火災から家を守るお守りの意味があったそうです。
主屋の他にも長屋門・内蔵・外蔵があり歴史ある耕具なども見ることが出来ます。
季節によって周りの風景も色とりどりに変化していくので、
ぜひ立川に訪れた際は国営昭和記念公園の
こもれびの里にも足を運んでみてはいかがでしょうか。
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