現在の日本橋は1911年に架橋されたルネサンス様式の石造二連アーチ橋で、
1999年に国の重要文化財(建造物)に指定されています。
西洋的な基本デザインに、麒麟や獅子の青銅像や松の模様など、
日本的なモチーフを取り入れた和洋折衷の装飾となっています。
橋の中央には4体の羽の生えた麒麟像があり、
日本の道路の起点となる日本橋から飛び立つという意味が込められているそうです。
親柱の上に鎮座している獅子像は、
奈良県八幡宮の狛犬やヨーロッパのライオン像を参考に造形され
現在の東京都の紋章を手にしています。
人々の多く行き交う橋の上には首都高速道路、
歴史あるものがこんなにも日常の中に組み込まれているんだなと
ふと不思議な気持ちになりました。
現在の日本橋も完成から100年経過していますが、
推定寿命は1000年と言われているので
私たち世代の後にも長くこの歴史的建造物が語り継がれていくと良いなと思います。
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